キャンプ2日目

私、人と旅行に行く時にはいつもそうなのですが
「何時に起きなきゃいけない」という時はいつも、どんなに疲れていても寝れません。
なので旅行日程中はずっと寝不足ですごすことになります。
起こさなきゃいけないという使命感が出てしまうみたいで
旅行中、人に起こされたことは人生で皆無です。
今回も例に漏れず、一睡もせず、朝を迎えることに。
それでなくても、みんなも睡眠時間自体が短かったので、全員寝不足。
しかしテキパキと片付けをして、お世話になったキャンプ場をあとにしました。


レンタカーを返し、遅めの朝食を取り、富士急ハイランドへ。


ぼーーーっとしているせいで、動いているジェットコースターを見ても、怖いのかなんなのかイマイチ理解できない。
しかし乗ってみたら、半端なかったです。
もともと絶叫系は好きなのですが、フジヤマがここまですごいとは思っていませんでした。
遊園地といえばデートスポットで、ジェットコースターといえばカップルの親密度アップの乗り物のはずなのに、これは彼氏も彼女も自分のことで精一杯になるなーと思いました。
なんせ、終始「まだ終わらない」という気持ちを抱きつづけるのです。
まだ上るのか、まだ落ちるのかという。
ジェットコースターなんて「あれだけ並んだのにもう終わっちゃった」っていうのが普通なのに「大満足です」と土下座。
続いて乗ったええじゃないか(ネーミングの意図がわからない)も半端なく
友人のアンクレットや髪飾りはどこかにとんでいった。それでも「ええじゃないか」で済ます。
関節の弱い人なら、きっと外れているだろう、無茶な遠心力でした。
うん、ここの乗り物無茶しすぎ。


そしてぼーっとしていたせいで、いつもなら断固拒否するはずのお化け屋敷に行ってもいいような気がしてくる。
ここの最強お化け屋敷は戦慄迷宮という名の、廃病院の中を歩いて進むタイプのもので
ゴールまで最短でも40分はかかるという、私から言わせればバカじゃないか!のアトラクションです。
機械仕掛けではなく、お化けに扮した人間が血だらけで追いかけてくるとか、病室のベットから飛び起きてくるとか、最悪のパターンです。
それの目の前まで行って、ギリギリで正気を取り戻していくのをやめました。
だって案内係の人がちぎれた腕を持ってるんだもの。
6人は参加。私を含むビビリ3人は新しくできたガンダムのアトラクションに行きました。
それのすごいところは、誰もガンダムに興味ないということです。
私が一番無知で、アムロガンダムはわかるんだけど、それ以外のものは人の名前なのか機械の名前なのか、そもそもどういう設定の話なのか、まったくわかっておらず。
並んでいる間友人に「シャアってなに」「ザクってなに」と、前後に並んでいる人をイライラさせる発言を繰り返す。そして友人も詳しくないので答えも曖昧で、周りをもっとイライラさせたことでしょう。

前に友人が描いた絵で「シャア専用」というタイトルのロボットの絵があったので、あれが「シャア専用」なのはわかっていたのですが
私「シャア専用ってあの赤いやつだよね?」
友「そう」
私「じゃあシャアって何?」
友「敵」
私「じゃあザクって何?」
友「敵のロボット」
私「あの緑のやつ?」(なんかみたことあったのでしょう)
友「そうそう、金ちゃんが描いてたやつ」
私「金ちゃん緑のも描いてたっけ??」
友「金ちゃんが描いてたのは赤いの」
私「あれもザクなの?」
友「赤いのがシャア専用のザクなんだよ」
私「シャアって人なの?」


この流れ、アホとしか言いようがない。
つまり私にとって「シャア」とは、なにか攻撃や戦争などの事柄を差しているのだと思っていて
金ちゃんが描いた「シャア専用」は「シャアという事柄専用」のロボットだと思っていたわけで、シャアがまさか人だと思っていなかったのです。ひどい。


その後すごい雷が落ちて、園内が一部停電に。
室内系のアトラクションもストップして、園内の人はまばらに。
最強のジェットコースターと、最恐のお化け屋敷を体験した我々は、満足して帰る事に。
バスをしらべるも満席で、電車を乗り継いで帰る事にしました。
しかし大雨の影響で中央線が止まってしまい、大月駅で足止め。
まさか駅のホームで丸くなって大貧民をやるなんて。


私が子どもの時は大貧民は「3が弱くて2が強くて、ジョーカーはそれより強い」だけのゲームだったのです。
たしか最初の人が複数枚同じ数字を出したら、それに従うルールだけはあった。
それだけだったので大貧民って面白くないゲームだったのです。
だから成長してからもやる気にはならず、もっといろいろなおもしろいルールがあったことを今回初めて理解しました。
大貧民ってすごく奥の深いおもしろいゲームだった。
今回は地域によっていろいろあるルールを全部取り入れてやろうってことで最終的にはこんなルールでした。
次の機会のためにメモしておきます。


3が最弱2が最強
ジョーカーは2に勝てるし、他のカードになれる
最強のジョーカーにもスペードの3だけは勝てる
最初の人が同じ数字を複数枚出したらそれに順ずる
最初の人が3・4・5などの続き数を出したらそれに順ずる(階段(3枚から))
最初に出したカードと同じマークを次の人が出したら、その後はそのマークしか出せない(しばり)
上がった人が最後に出したカードはそのままは生きる
4枚同じ数を出すと2が最弱で3が最強になる(革命)
8は流れる(階段になっている時は流れない)
スタートはダイヤの3から
1度パスすると、1回流れるまで出すことはできない。
2、ジョーカー、8で上がることできない
前のゲームで大貧民だった人は手持ちのカードの中から一番強いカードを2枚大富豪へ献上し。その代わり大富豪だった人は最弱のカードを2枚渡す。貧民と富豪は1まいずつ交換。


こんな感じだったかなー
他にも途中しばりなどというのがあるらしいんだけど、わけわかんなくなるので採用せず。
富豪と貧民のカードトレードの際、富豪は最弱じゃないカードを「温情」として渡してもいいというルールは勝手に作りました。これによって富豪になった人の優しさを計ることができます。
今回一番わけわかんなかったのは、私が持っていったトランプがはらぺこあおむしの絵柄で、ハートやスペードではなく、いちご、りんご、洋ナシ、プルーンみたいな青いの(ブルーベリーとかオリーブだとか好き勝手呼ばれる)、の4種類だったことです。
まずはダイヤ3とかスペ3がないので、いちごと青いのにそれぞれ設定。
しばりも「いちごしばり!」とかちょっとかわいいの。
ジャックがあおむしで、クイーンがでぶあおむしで、キングがちょうちょで、ジョーカーがさなぎなのですが、Jって書いてあってあおむしが描いてあるとそれがすごくジョーカーっぽかったり
いちごとりんごが遠目にみると同じだし、青いのにも大きな緑のはっぱが付いてて、パッと見洋ナシと区別がつかないので、自信満々で出したカードが見当違いなことが多々あり。
みんなのおっちょこちょいが最高に楽しかったーー!


やっと動き出した車内では、推理ゲームに興じ、途中下車していったメンバーから推理の続きがメールで送られてくる始末。
なんとか終電には間に合い、帰ってこれました。


正式決定の連絡がギリギリに来たり
初対面同然のメンバーが何人かいたり
そのうち3組がカップルだったり
無免許とペーパードライバーの集まりだったり
初っ端から予定が狂ったり、帰りの電車が止まったり


しかし、楽しかった!
笑いすぎしゃべりすぎ叫びすぎで、声がでませんのです。