スイッピィでゴー

蓮沼表当日、駅で電車に乗ろうとしたらスイカがない。
私はスイカをケースにも財布にも入れず、直でカバンの外のポケットに、家のカギと一緒に入れているのですが、この日はカバンを変えたので、移し忘れかしらと、いちいち切符を買う手間を思ってがっくりしておりました。


ライブが終わって家に帰って、いつものカバンを見てみると、無いんですここにもスイカが。
洋服のポケットにもない。


最後に使ったのはその前日、駅で改札を出るときまではあったから、そこから家までの道のりの間で落としたってことで、落とす機会は、
カギを出した時=駅前から自転車に乗ったとき、新居に入る時、新居を出た時、新居の駐輪場、家に入る時、これしかない。
新居に住んでいる家族に、捜索願を出すも、簡単に「ないよー」と返される。
「ないよー」で済ませないよー。
だってほんの2日前に1万円チャージしたばっかりだったのよ。
それに、私のスイカはただのSuicaじゃなくて、ニコちゃんズが書いてくれた「Soica」だったんだもん・・・。
悔やみきれない〜〜〜〜〜


次の日会社でもブルーな気持ちを抱いたまま仕事をして
イカがあるのに慣れちゃうと、切符を買うのが億劫でしかたなく、帰りの駅で迷わずパスモ購入(せっかくだから)
そのままどこにも寄らずに帰ってきて、駅で聞いてみるも「ない」とのこと。
一旦言家に帰り、父方の祖母に「スイカ落としちゃった〜1万円分〜〜」とグチる。


新居に再捜索しにいく途中で警察署に寄って、遺失物届けを提出。
おまわりさんにいろいろ聞かれた。
「名義はなんてなってるの?」「無記名のなんです」
「どこからどこまでのスイカ?」「定期じゃないんです」
「期限はいつまで?」「期限とかないんです」
「どんなケースに入ってるの?」「なににも入ってません」
「スイカ1枚だけ落としたの!?」「はい」
「何も書いてないスイカ一枚を??」「いや、表面に落書きがいっぱい書いてあるんですけど・・・」
「落書きってどんなの?」「サインみたいな感じの・・」
「じゃあちょっと図に描いて」「ええ??描くんですか?」
「こんな感じっていうのでいいから描いて」「こんな感じっていうか・・・全面に書いてあるんで・・・」
「じゃあいいよ、そう書いておいて」
おまわりさん、落し物した人ひとりひとりにこんなに親身になってくれてたら時間がいくらあっても足りないよ?


で、新居へ行って、隈なく捜査。つっても新居はものが無くて、どこか入り込んじゃうような隙間もなくて、ぱっと見で「ないよー」なことは察せました。


で、もう諦めて、母方の祖母と一緒にごはんを作って食べ始めたところ、電話がなる。
父からでした。


「あーななさん?スイカならドアの前に落ちてたから拾っておいたよー昨日の朝」


というすっとぼけ発言が・・・


「家に帰ってきたらおばあちゃんが『ナナちゃんが西瓜落としたんだって!それも1万円の!』って言うからさぁ、なんのことかと思ったけど、スイカでしょ?あるよー」


ってばかばか!
なんで1日半も言い出さないんだよー!
イカと西瓜の間違いも、漫画かよっ!
もーーーもーーーもーーーーー
見つかった喜びを上回る脱力感です。
ニコちゃんスイカはこのチャージを使いきったら落とさないように現役引退させることにします。
パスモは記名のにしたから、落としても止められるらしいです。



ぐったりしすぎてなかなか日記に書けなかった。